2020年9月16日水曜日

こやまうんてんの北海道凱旋2020その1 凱旋/旭川/留萌

 北海道行くぞ行くぞ

院試の全日程が終わり,おバイトも一段落。しばらく札幌の知人とも会っていないし,そろそろ地元の空気が恋しくなってきた。というわけで,院試の1週間前くらいに突発的に飛行機のチケットを取ったのである。
これは9月7日の物語。朝の5時半に出発。

 

東京駅発成田空港行きの1000円バス。時間があって(あるとは言ってない)お金のない学生はこれとLCCの組み合わせで足腰を痛めながらおでかけをするしかない。

さて,札幌に到着。1日目はこれで終わり。滞在先のおうちでジンギスカン。
北海道民にとっての正義がこれ。


旭川の紅茶

2日目。今日からは,このきっぷを使ってどこかしこに行ってくる。
6日間で12000円,特急自由席まで乗り放題。ダントツでアド切符である。HOKKAIDO PINK-TICKET 周遊パス。


まずは特急ライラックに乗って旭川を目指すことにする。
その前の特急宗谷は激混みであった。

旭川駅着。
旭川駅の南側は景観が優れていることで有名。

買物公園。
 
まずは,買物公園を散策し,11時の開店時間になったら1軒目。
役所訪問はマナー。

 1軒目 石渡紅茶 本店

お店の中には,棚に並べられた茶器の他に,ティーバッグやリーフの袋も並べられている。これらはお店で飲めるものであるが,気に入ったものは家でも飲めるように購入することが可能。
また,草花のアレンジメントのようなインテリアが多数店内には掛けられている。これらも一つ一つ値段がついていて,購入することが可能。木を掘って作られた指輪などの雑貨も陳列されていて,ティーハウスというより雑貨屋のイートインスペースのような雰囲気があるお店。
 
お店の外観。

頼んだ紅茶はニルギリ。タイガーヒル農園。


説明書きにもあるように,ニルギリの独特の爽快感と競争するかのように香るマスカテル。ダージリンとまぜてブラインドテイスティングしたら,もしかしてわからないのではないか(わかりたいけど)と思わされるほど。ただ美味しいだけでなく,このように異常な特色ある紅茶を入荷してくれるお店は信用できる。
また,ぼくは頼まなかったが,ランチタイム・ティータイムのフードも信用のボリューム。
となりのテーブルの婦人2人組が それぞれスープセットとアフタヌーンティーセットを頼んでいた。
スープセットのほうは1070円で紅茶のポットと,スープ,そして山盛りのサラダに大きなパンがついてくる。東京で頼んだら, 同じ値段でパンとサラダの量はおそらくあれの半分だ。
アフタヌーンティーも,スコーン,ケーキ,ボリュームも十分のサンドイッチが用意された2段重ねで1380円だったかな。予約無しで用意してもらえてあのボリュームなら,十分すぎると思った。

30分ほどでお店をあとにし,昼食はラーメン。チェーン展開しているお店の「本店」で食事。
 

食事を終えたら,貸収鋲車を召喚。車で15分ほど走って,2軒めに到着。

2軒目 GRANPA

前情報が殆どないまま訪問。メニュー表には「石渡紅茶」の文字が。「ん?さっきのお店も…」と店内とメニュー表を見渡す限り,「石渡」さん が経営されているお店で間違いなく,また,さきほどの紅茶店と何らかのつながりがあるらしい。
メニュー表の表紙裏の紹介文によると,1978年に札幌で起業した紅茶関連の企業で,87年に旭川にティーハウスを開業,その後ティーハウスの事業は石渡紅茶本店に引き継ぎ,今に至るらしい。
日本のリプトン・トワイニングをつくりましょう!みたいなことが書いてある意識の高さ。
さぞかし堅そうなおじちゃんだと思えば,タピオカミルクティーなんかもテイクアウトで出すらしい。多分(実際に結果として出ているかはともかくとして)拡大志向はマジなんだと思った(こういうのって,マジな人ほど自由なので)。
紅茶のポットを頼もうかと思ったが,次の訪問まで時間もなく,車の運転中に尿意を催したくないので,アイスティー。
 

ニルギリベース?だがスッキリというより渋みがしっかり出ている本格派。ケーキもある。
ところでこのお店で一番面白かったのは, BGMである。ず~っと,山下達郎がかかっているのであった。その日その時間限定なのか,それとも店主がそういう趣味なのかはわからないが……

3軒目 ライフ・ラプサン

 レンタカーを走らせて,次の目的地へ。カーナビに電話番号を入力して向かう。
「まもなく目的地です。案内を終了します」
よし着いた。
いや,着いてない。カーナビに嘘をつかれた。しょうがないので, google mapさんに頼ることに。
そして到着。
 雰囲気は暗め。露骨な木造の内装は古き良き喫茶店という感じ。ちなみに,こちらも日本紅茶協会の認定店。旭川には1軒目含め合計2店舗。
ラプサンなのに,正山小種がレギュラーメニューに存在しない。なお,茶葉を購入することはできる。

いろんなところで見る,MUSICAのティーポット。お店の中には,別に売り物になっているわけではないがリプトンの古い缶が飾ってあったりする。
頼んだのは,ヌワラエリヤ。セイロンを推しているようだ。何も言わないとヌワラエリヤが出てくる。信用。ぼくが一番好きなセイロンもヌワラエリヤなので,気が合うかもしれない。
若草の緑の香りがしっかり立ち込める紅茶だが,それに 加え一番の优れは値段である。このポット,なんと510円。安い。紅茶界の福祉か❓
 
ところでこのお店,漫画・アニメに登場している。2015年放送の漫画原作『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』の第6話に登場しており,そのカットがお店にも飾られている(参考資料)。
それ以外にも,旭川エリアは聖地がたくさんあるようだ。興味がある人はどうぞ。
 
今日の紅茶巡りはここまで。ごちそうさまでした。

おまけ:イオンモール

 

留萌本線

さて,お次はちょっと鉄路で揺られる時間。
1日に1本だけ組まれている,旭川駅始発で留萌本線に乗り入れる,留萌行き。非冷房車のキハ54で,扇風機はスイッチを入れて操作しような‼扇風機に刻印されている「JNR」のロゴが哀愁漂う。
この区間では,ホームの長さが足りず,キハ54が停まるとホームのすぐ隣りにある踏切に列車の車体が残ったまま停まる駅が数個あったりしてちょっとだけ面白い。 廃駅が3つほどあるが,設備が撤去されていたりして,面影は感じられない。駅にある,次の駅の表示が上から張り替えられているのを見て「この間に廃駅があったのか」とか楽しむことができる。
ボケ


 
留萌駅。鉄橋とかは廃止区間でも普通に残っているので,面影は感じる。

果てではない。


ここから歩いていく。

市役所。
お世話になりまさした‼


この先,瀬越駅の跡があるので足を伸ばそうとしたのだが,左足と右肩を痛めるアクシデントで歩きにくくなり,折返しの列車を逃すのがしょっぱかったので断念。廃線の跡が続いているんだなと認識したところで,帰路へ。
 
明らかに元セイコーマート

折返しの列車ではHOT CHEFを食む。人間の営み。
 

深川で今度はカムイにご乗車。 神様を感じる。

さてこの日はここまで。

次回予告

突然の思いつきで函館に行くことに。宿泊日の前日に宿をとったのに余裕で安い‼コロ助ありがとう‼😉(不謹慎)
半年ぶりに1日5店舗回っちゃうゾ😤でも,あれれ……
次回「小山運転の北海道凱旋2020その2 函館」
 

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